我が漂流記

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「アバター」でIMAX3D体験!
 
 先日、話題の3D映画「アバター」を観た。IMAX方式で観ると良いと友人に薦められて、川崎の劇場で観る事にした。ネットでチケットを予約して、翌日、観に行った。入り口で、係の人から大きなメガネを受け取って、席に着く。平日だというのに、広い劇場の客席は結構埋まっていた。劇場が暗くなり、上映が始まると、予告編が流れた。「アリス・イン・ワンダーランド」という4月公開のティム・バートン監督の作品である。これが3D(立体)の作品で僕の初めてのIMAX3D体験はこの予告編だった。まるで、その世界に入り込んだような感覚。これは、凄いと思った。3Dというと、子供の頃、「ジョーズ3」という3D映画を観たのを思い出す。眼前に飛び出してくるものを思わず左右に避けながら観ていた記憶が甦る。しかし、今回の3D体験は少しばかり違っていた。確かに立体的に見えるのだが、こちら側に飛び出してくるというよりも、むしろ、奥行のある立体感なのである。ちょうど、初めて眼鏡を新調した時のように物が立体的に見え、道の奥行がくっきり見えた時の感覚に似ていた。予告編を見ていて思ったのは、これはコマーシャルで使うと効果的ではないかということ。物の質感がよりリアルに伝わると思うから。
 さて、本編の「アバター」が始まって、3Dということもあり、非現実の世界をよりリアルに体感しながら、あっという間に物語の世界に引き込まれたのだが、ちょうど、度の強い眼鏡をかけてしまった時のように、次第に目の奥に疲れが溜まっていった。しかし、映画はSF超大作で、激しいシーンとめくるめくCG映像が目の前を容赦なく流れ続ける。上映開始から2時間を過ぎた頃、自らの心臓の鼓動が高鳴るのを感じた。これは、まずい。確か、台湾で「アバター」を観ていた男性が、劇場で脳出血を起こして亡くなったというニュースを思い出した。男性は、高血圧の持病があったという。僕も高血圧の持病があるから、他人事ではない。しかし、そうこうするうちに映画は終わり、これまで感じたことのない疲労感は残ったものの、最後まで映画を観終えることができた。感想としてはIMAX方式の3D体験は素晴らしいということ。ただし、慣れない3D体験であるから、映画はなるべく1時間半以内が理想である。それ以上だと疲労感が強く残ると思う。それから、CG映像の3Dができるのなら、過去の作品を3D化できないかということ。SF映画なら「猿の惑星」(ティム・バートン監督)とか、「ブレードランナー」(リドリー・スコット監督)など観てみたいものである。映画を映画館で観ることが少なくなった僕にとっては、IMAX方式の3D映画は、今後、劇場に足を運ぶ動機づけになりそうだ。
| 映画 | 13:26 | comments(0) | - |
入院中に読んでいた本 松本清張「半生の記」
評価:
松本 清張
新潮社
¥ 380
(1970-06)
コメント:小説家松本清張の小説家になる前までの半生を記した自伝。松本清張作品にも通じる人生観が垣間見えて大変興味深い。

  去年の末、入院した際に読んでいたのは、松本清張の「半生の記」であった。この本は、松本清張が、自らの小説家になる前の半生を振り返って記した自伝である。なぜ、この本を選んだのかといえば、購入したのはいいが、読まずにいたこの本を松本清張生誕100年の記念の年に読んでしまいたかったのと、読むなら、込み入った内容の長編小説ではなく、読みやすい随筆などが読みたいと思ったからである。
 実際に、読み始めると、まるで、自分が戦前から戦中、戦後にかけての清張の人生を追体験するかのように、すっかり夢中になって読んだ。それは、清張自身の経験であると同時に、同じ時代を生きた日本人の物語でもあるのだと思った。貧しい暮らしの中で、中学進学を断念し、家計を支えるために仕事に就き、コンプレックスに苦しみながらも、家族の生活を支えるために働く。そうした生きざまを知ることで、松本清張作品のテーマにも通じる人間の悲哀のようなものを垣間見ることができたように思う。僕がこの本を読み終えたのはクリスマスイブだった。翌日、僕は腎臓に針を刺す腎生検を受けた。その後、正月に退院するまでの間、この本は、いろいろとこれからの人生について考えるきっかけを与えてくれたように思う。そして、今、松本清張が最期を迎えたのが自分が入院していたのと同じ病院だと知り、その偶然に驚きながらも、あらためて、人生の面白さを知る思いであった。
| | 23:59 | comments(2) | - |
鯨を鳩が運んでる?!
 
  今日もtwitterをやっていたら、突然、画面が表示されなくなった。使っているソフトの不具合かと思い、直接、twitterのサイトを見てみたら、不思議なことに、鯨を鳩が運んでいる絵が表示されていた。しかも、絵の上には、Twitter is over capacity の文字が並んでいた。
 いったい、twitterにどれくらいのcapacityがあるのか知らないが、日本だけでも、上は総理大臣から下は僕のような漂流者までtwitterをやっている時代だから、大勢の人間が一度にアクセスしたら、サーバーが落ちても不思議ではないだろう。一度はそう思ってみたものの、僕の頭の中で最近twitterで読んだ記事が浮んだ。それは、「総理大臣がつぶやきをするなんてけしからん」と言ったある野党の政治家の記事だった。
 「もしかして、サイバーテロ?!」
 僕は、「まさか」と思いながら、やはり、最近、twitterで読んだ中国と検索サイトgoogleの問題を思い出した。
 「やはり、これも、政治的な陰謀か?あるいは、現政権に不満を持つ何者かによる犯罪行為なのだろうか?」などと、あれこれと考えが頭の中を駆け巡っていった。
 そして、いつの間にか、僕の興味は、目の前のパソコンの画面に表示されている不思議な絵に移っていった。この絵は一体、何を意味しているのだろうか。白い鯨を八羽の赤い鳩が運んでいる。その不思議な絵の謎について考えているうちに、いつの間にか何事もなかったかのようにtwitterは再開されていたのであった。
| 怪現象 | 21:47 | comments(0) | - |
twitterの日々
  最近、すっかりtwitterばかり利用している。これまでテレビを見たり、新聞を読んだり、読書、ブログを書いたりしていた時間もかなりの時間がtwitterを見ている時間に移行してしまった。しかし、だからと言って、時間を無駄に過ごしているとは思わない。むしろ、twitterという新しいツールを使って、自分の欲しい情報を効率良く収集しているので、充実した時間を過ごしている。しかも、iphoneでもtwitterを利用でき、移動の電車の中でも、新たな情報を見られるので、時間が有効に使えるようになった。
 今では僕の日常生活に欠かせないtwitterであるが、僕がtwitterを使い始めた数カ月前は、どうやって使えば良いのかわからず、しばらくは登録したものの放置していた。しかし、フォローした方々のコメントを見ているうちに、徐々に使い方がわかってくると、すっかりその虜になってしまった。僕は、手探りでtwitterを使っているうちに面白くなったのだが、初めからある程度予備知識があれば、より楽しめるのではないかと思うのも正直なところである。
 そう思っていたところ、経済評論家の勝間和代さんのブログに「Twitterと併用すると便利なサイト・ツール集まとめ」という記事が掲載されていた。twitterに関するツールや情報がまとめられていてとても便利。これで、ますます、twitterを利用する時間が増えることになりそうだ。


| 道具 | 09:17 | comments(2) | - |
マーティン・パーの展示の流儀
 昨日紹介した写真家マーティン・パーの撮影風景を見た後で、その関連で発見したのがこの映像である。マーティン・パーがギャラリーで展示する写真の並びを考え、展示をする様子を撮した映像である。パーが作品の小さなサンプルを手で千切って、並べていく。その様子がなんだかとても楽しそうである。一つ一つは、あまり意味を持たない写真でも、並べ変えることによって、新たな意味が生まれてくる。それは、有名無名に関わらず、写真家が必ず通る道である。僕も未熟ながらもかつて写真展を開いたことを思い出した。
| 写真 | 22:22 | comments(0) | - |
マーティン・パーの撮影の流儀
 
 昨日、YouTubeの映像を物色していて面白いものを発見した。マグナムの写真家マーティン・パーの撮影に同行したものである。ニコンの一眼レフにマクロレンズ、リングフラッシュの組み合わせで、パーは、手当たり次第、片っ端から撮っていく。撮るものはと言えば、自分の食事から、他人の食べているもの、店の中で見かけたものなど、とにかく目に入ったものは何でも撮っていく。しかも、辺り構わずどこでもフラッシュを使うのだ。その撮りっぷりが何とも見ていて気持ちがいい。マクロレンズにリングフラッシュという少々大げさな機材の組み合わせも、まるで、鑑識が事件現場で事件の痕跡を撮影しているようで、不思議と様になっている。映像を見ているうちに、なぜかリングフラッシュが欲しくなっている自分に気づくのであった。
| 写真 | 23:59 | comments(5) | - |
新年会のお年玉
  昨日は、ワークショップ2Bの新年会に出席した。新年会恒例の「どっちのカメラで撮ったでしょう?」クイズにも参加した。数年前にもこのクイズに参加したことがあったが、今回は、プリントを見て撮影したカメラを当てるだけでなく、同じネガから渡部さとる師匠とアシスタントのIさんがプリントしたものから、渡部師匠のプリントを当てるという問題も入っていた。問題は10問で、僕は6問正解。平凡な成績であったが、こういうクイズはあれこれと考えている時間がワクワクして楽しい。上位の成績の人から、順番にお年玉をもらうことができる。お年玉には、写真集や中古カメラやレンズなどが並んでいた。どれも、渡部師匠や2B関係者が寄付したものである。僕の番が回って来た。迷った挙句、手にしたのが、ローライのモノクロのレンズ付きフィルムだった。これなら撮った後で、箪笥の肥やしが増えることもない。実に地球にやさしい?お年玉なのである。
| 写真 | 12:40 | comments(0) | - |
日帰りバスツアーへの参加は辞退
  今月の24日に行われる日帰りバスツアー(清里・写真とオーガニックのツアーの参加は健康上の理由から辞退することにした。楽しみにしていたので残念だが、腎生検をしてから一ヶ月以内の状況では、身体には安静が必要なため、無理をせず、参加は辞退する方が賢明であると判断した。参加するみなさんには楽しんで来てもらいたいと思う。
| 健康 | 11:26 | comments(0) | - |
色が眩しい
 
  退院して外を歩いて思ったのは、目に眩しい程、色彩が飛び込んでくるということである。特に、美しいもの、珍しいものというわけではない。タクシーや看板など、ごくありふれたものの色彩が、存在を主張するかのように輝いて見えるのだ。それは、ただ天気が良いという条件だけではなく、僕の置かれていた状況のせいではないかと思った。
 それは、僕が同じことを25年前にも経験していたからである。病院から車で家に向かう途中、車窓から流れていく景色があまりに色鮮やかで、目のやり場に困るほどだった。その時、退院した僕を世界が祝福しているのではないかと思った程である。僕は「生きてるっていいな」と実感した。おそらく、入院していた病院の中は、極端に色が排除されていたからそう思えたのではないだろうか。ベッドのシーツや枕は白く、床や壁はグレーで、看護師さんや医師は白衣を着ている。いわゆるモノトーンの世界である。原色など存在しない。そこで生活しているうちに、僕の目もモノトーンの世界にすっかり慣れてしまった。それが、退院して外へ出ると、いきなり原色の洗礼を受けるから、刺激が相当強く感じられるのだろう。おかげで、普段、シャッターを切らない場所で、妙に沢山シャッターを切ってしまうのであった。
| 生活 | 21:34 | comments(2) | - |
2010年、今年の目標は「がんばらない」
 
 入院から12日目の今日、ようやく退院することができた。ただし、病が癒えたわけではない。今後は、検査の結果を踏まえて、医師の治療方針が決定するのを待つことになる。いずれにせよ、引き続き、食事制限をする必要がある。退院後も、生検を行った臓器から出血する恐れがあるので一月は安静にするようにと言われたが、僕も生活していくためには、仕事をしなければならない。早速、明日から仕事である。
 もし、敢えて今年の目標を一つ掲げるとするならば、それは、「がんばらない」ということだろう。これまで、仕事を頼まれれば、無理をして引き受けていたが、もう無理の利かない身体になってしまったので、がんばってしまうと、命に関わるからである。ついつい、人から頼まれると、無理をしてしまいがちなので、今年は、敢えて「がんばらない」ことを目標にして、これ以上、病が悪化しないように過ごしたいと思っている。
| 仕事 | 19:10 | comments(4) | - |
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