映画 | 我が漂流記

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映画『沈黙ーサイレンスー』を観て日本で生きていくことについて考えた。

JUGEMテーマ:映画

 映画『沈黙ーサイレンスー』を観た。登場人物や時代背景など、自分とはかけ離れた遠い昔の話だと思って見ていたら、すごく身近に感じる話で驚いた。
特に長崎の奉行や役人、通訳の日本人の話している内容が、現代の日本の警察や検察といった役人のセリフに聞こえてくるのである。マーティン・スコセッシ監督が28年間も温めて映画化した価値がわかるのと同時に、監督に日本人の本質を見透かされているような気がしたのである。僕は遠藤周作の原作を読まずに映画を見たので、まるで自分が体験したことのように感じたのかもしれない。主人公の生き方を通して、日本で生きていくということを考えさせられた映画だった。戦前の日本に回帰させようという流れの中で、もっと古い時代から日本で行われてきた支配の構造を垣間見た思いである。この映画を見て、政府が共謀罪を導入しようとする今、思想や信仰の自由というものが実は当たり前のことではないということを実感したのである。原作も読んでみよう。

 

| 映画 | 22:41 | - | - |
映画「ウィンターズ・ボーン」を観てリアルなアメリカを知る
JUGEMテーマ:映画

Netflixで映画「ウインターズ・ボーン」を観た。
アメリカの山地に住むヒルビリーと呼ばれる人たちの物語。
主人公はジェニファー・ローレンス演じる17歳の少女なのだが、覚醒剤を製造の罪で仮釈放中の父が失踪したことで保釈金の担保にされている自宅が取り上げられると保安官に告げられ、父親を捜しはじめる。映画を見ているうちに主人公に降りかかる厳しい現実に警察さえも頼れない中で、単純な解決策などあるはずもなく、観客はただ主人公の行動を見守るしかないのである。フィクションとは思えないほどリアルな展開に思わず息を飲んだ。
映画を見る前に映画評論家の町山智浩氏の解説を聞いたのだが、今まで知らなかったアメリカの側面を見た思いがした。
こうしたファンタジーではないリアルなアメリカ映画も良いと思った。

町山智浩が映画「ウィンターズ・ボーン」を語る
https://youtu.be/dtbUtU-vSiw

町山智浩の映画塾!「ウィンターズ・ボーン」【予習編】
https://youtu.be/lC1lZmRQ7LI

町山智浩の映画塾!「ウィンターズ・ボーン」【復習編】
https://youtu.be/blBd3oNwBgY

 
| 映画 | 17:51 | - | - |
映画「さざなみ」と「YASHICA」の謎
JUGEMテーマ:カメラ

  先日、ゴールデンウイーク中に映画「さざなみ」を観に行った。結婚して45年を迎えるイギリスの田舎に暮らす老夫婦の物語である。夫が結婚前に交際していて、一緒に登山中に事故で亡くなった恋人の女性の遺体がスイスの山中で発見されたという知らせが届いたことで平穏だった夫婦の関係がぎくしゃくしていく。映画自体、静かな中にも緊張感が漂っていてとても見応えがあったのだが、夫婦の間で写真についての会話があって、妻が結婚してからの写真が少ないことを嘆いて、もっと写真を撮っておけばよかったという話をするのだが、その会話の中で、夫が「確か古い日本製のカメラがあったはずだ」と言う場面があった。字幕は確か、「古い日本製のカメラ」と表記されていたと思うのだが、その声が僕の耳には確かに「YASHICA」と聞こえたのである。それで、映画の本筋とは関係ないのだが、その後、ヤシカのどんなカメラなんだろう?と気になって映画を見ていたのだが、ついに最後までカメラが出てくることはなかった。途中で、夫が屋根裏部屋にしまっていた亡くなった恋人を写した写真のスライドを妻が見つけて見る場面があるのだが、カラーのスライド写真だった。映画を観終わって、とてもざわざわした気持ちになった。淡々とした日常の映像だけで描かれているにも関わらず、主人公である妻のかき乱されるような不安な気持ちが伝わってきて凄い映画だと思った。
 後で画面には出てこなかったカメラについて思いを巡らせた。夫婦が結婚する45年以上前である1970年前後のヤシカの35mmフィルムのカメラというとヤシカエレクトロシリーズが思い浮かんだ。家にも一台あったが当時かなり売れたカメラだったようだし、可能性は十分にあるだろうと思った。もちろん、映画はフィクションだし、実際にカメラは存在しないのだろうけど、セリフにニコンやキャノンではなくヤシカと書いているところに妙にリアリティを感じたのであった。


映画「さざなみ」公式サイト
http://sazanami.ayapro.ne.jp/
| 映画 | 11:38 | - | - |
「サウルの息子」でホロコーストの恐怖を疑似体験する
今日はファーストデーなので、地元の映画館へ映画を観に行った。
映画のタイトルは「サウルの息子」である。
第二次大戦中の強制収容所を舞台に仲間の死体処理を任されたユダヤ人の男の視点で描かれる物語である。
それだけ聞くと、とても重苦しくて、最後まで観ることが出来るのか?と思ってしまうのだが、見始めたら、どんどん引き込まれていった。説明的なナレーションもなく、必要最低限のセリフと主人公の顔のすぐ側に密着するカメラと周囲の音声が否が応でも臨場感を高めて行く。まるで自分が虐殺の現場にいて、今にも殺されるかもしれないと思ってしまうほどである。
スクリーンは昔の映画のスタンダードサイズだったが、その臨場感は最新の3Dの映画以上にも感じられた。
帰りに自転車に乗ろうとしたら、後輪がパンクしていた。乗る前に空気を入れたばかりだった。
僕は、乗れる所まで行こうと漕ぎ始めた。乗り心地は悪かったが、なんとか帰宅することができた。ネットでパンク修理のセットと携帯用の空気入れを注文した。
映画「サウルの息子」のどんなに酷い状況でも目的を持って生きようとする主人公の生き様は決して他人事には思えなかった。
僕自身もこの先、どうなるかはわからないが、目の前のことに集中して生きて行こうと思ったのである。

映画「サウルの息子」公式HP

www.finefilms.co.jp/saul/



 
| 映画 | 21:46 | - | - |
「二郎は鮨の夢を見る」

 映画「二郎は鮨の夢を見る」鑑賞。「ミシュラン」に三ツ星の名店として掲載される銀座の「すきやばし次郎」の鮨職人、小野二郎さんを追ったドキュメンタリー。映画を見始めて直ぐに音の使い方が素晴らしいと思った。そして、流れるような映像編集。被写界深度の浅い映像で鮨が浮き立って見え、否が応でも食欲がそそられる。しかし、観ているうちに、この鮨屋は一食が最低でも三万円以上であり、一ヶ月以上前に予約しなければならないことを知った。これは相当な覚悟がなければ食べられない。鮨を作る映像にクラシック音楽が流れるのだが、これが絶妙に合っていて見惚れてしまう。また、小野二郎さん親子、店の職人さんのインタビューを聞いていると、鮨職人の素晴らしさを感じて感動さえ覚えた。被写界深度の浅い映像から撮影はデジタル一眼レフカメラかと思ったら、エンドクレジットにレッドデジタルシネマのロゴが映っていた。パンフレットを見ると、監督自らレッドワンを担いで撮影している写真が掲載されていた。監督はアメリカ人のデヴィッド・ゲルブという青年で撮影当時は26歳だったそうである。監督は日本の鮨職人のドキュメンタリーを作るために来日した際、取材する鮨屋をいくつか探していて、映画にも出演している料理評論家の山本益博氏に「すきやばし次郎」に連れて行ってもらい、この店だけで映画を作ろうと決めたそうである。更に編集で参加している人がミュージックビデオの編集や演出を手がけている人だと知り、妙に納得したのだった。なかなか見ることの出来ない高級鮨店の職人の世界と人生を芸術作品を見るような驚きを持って見ることが出来たのは情熱を持つ好奇心旺盛なアメリカの若者が作ったからなのかもしれない。
| 映画 | 20:37 | - | - |
映画「アーティスト」を観る。

渋谷のシネマライズで映画「アーティスト」を観る。音と映像の構成がよく練られていて、古き良き時代のアメリカ映画へのオマージュが強く感じられる。映画らしい表現が随所に見られて気持ち良い。一方で、サイレント故に極力セリフを省き、映像で表現しようとすると内容を単純化せざるを得ないという特性を感じた。面白いのはこの映画がフランス映画だということだ。また、1920年代のハリウッドが舞台ということで、古い一眼レフタイプの大判カメラが登場したのには興奮した。近いうちにもう一度観たい映画である。


| 映画 | 20:46 | - | - |
病院坂の首縊りの家
  昨日、某所でアンソニーを見かけたせいか、寝る前に録画してあった映画「病院坂の首縊りの家」を観ることにした。横溝正史原作、市川崑監督の映画だが、冒頭で明治から続く写真館に石坂浩二演じる金田一耕助がパスポート用の写真を撮りに訪れる。そこで、使われるカメラがアンソニーである。この映画には他にもガラス乾板が重要なアイテムとして登場するのが面白い。桜田純子が美し過ぎて恐かった。 http://youtu.be/BBlO7ElrHnU
| 映画 | 08:31 | - | - |
映画「グリーン・デスティニー」を観て「女は強い」と思った。

 東京も梅雨が開けて、一気に夏本番を迎えたようだ。連日の猛暑で体力を消耗している人も少ないかも知れないが、それでも、先月行ったモンゴルよりもまだ過ごしやすいくらいである。だからといって、僕が暑さに強いというわけではない。むしろ、暑さにはめっぽう弱い方だ。だから、天気が良いからカメラを持って撮影に行こうなどと思っても、表へ出た途端にエアコンの効いた部屋に戻りたくなってしまう。そういうわけで、暑い時には、涼しい部屋で映画を観て過ごすのが、休日の正しい過ごし方ではないかと思う。間違っても、炎天下に撮影に出かけたりしない。無理をして撮影に出たために、熱中症に罹って救急車に運ばれたり、万が一、命を落としでもしたら、後悔しても遅いからである。  今日は、DVDで映画「グリーン・ディスティニー」を観た。英語のタイトルは「CROUCHING TIGER HIDDEN DRAGON」である。監督はアン・リー。なぜ、この映画を選んだのかというと、先月、モンゴルへ行った時、同行したジョンさんが、「この映画の中で、モンゴルが舞台になっているシーンがあるよ」と教えてくれたからである。この映画は、僕の好きな俳優の一人であるチョウ・ユンファが出ているし、映像的も美しく、とても見応えのある映画だと思うけれど、何よりも出てくる女性陣のキャラクターがどれも強烈で圧倒されてしまった。「女は強い」それが、率直な感想だった。主演のチャン・ツィイーにしろ、彼女を育てた老婆にしろ、チョウ・ユンファの恋人にしろ、皆、武術に長けていて、とても強いのである。中でもチャン・ツィイーの気の強い貴族の娘のキャラクターは圧巻だった。掲載した写真は、映画とは全く関係のないモンゴルのハラホリンにある寺院で案内をしていた女性。  
| 映画 | 23:01 | comments(0) | - |
「チェンジリング」に官僚主義の恐怖を見た。
評価:
---
ジェネオン・ユニバーサル
¥ 3,539
(2009-07-17)

 映画「チェンジリング」を観た。1928年にアメリカのロサンゼルスで起きた少年の失踪事件を題材にした映画だが、そこで描かてれいるのは、単なる事件の謎解きではなく、腐敗した警察の官僚主義と暴力である。必死に姿を消した息子を探すシングルマザーの母親が、電話で警察に助けを求めても、「失踪後、24時間は捜索できない決まりになっている。朝になれば、きっと帰って来ますよ」などと言って、初めから取り合わない。怠慢意外の何ものでもないのだが、失踪した子供が見つからず、警察への批判が高まると、今度は、いきなり、子供が発見されたと母親に連絡して来て、母親が喜んで迎えに行ってみれば、息子とは別人の少年だった。これだけでもひどい話だが、恐ろしいのは、その別人の少年を息子として受け入れろと警察が母親に強要するのである。「これは息子ではない」といくら否定しても、警察は「動揺してるんですね」と言って、取り合わず、少年も母親に「お母さん」と呼びかけ、息子であると主張する。母親は自分の息子を間違えるはずもないのだが、事実を否定される内に次第に恐怖に駆られていくのであった。母親は、少年の身長が息子よりも7センチも低いことや、他にも身体的特徴が明らかに息子と異なる点を挙げて、警察に強く訴えかけるが、警察は、医師を母親のもとに差し向けて母親が精神的に不安定になっていると診断を下させる。思い余って母親は新聞記者たちに真相を告げるが、警察は、母親を精神病院に監禁するのだった。とても信じがたいひどい話だが、これは実話なのである。そして、僕は、この母親の気持ちが痛いほどわかるような気がした。いくら真実を話しても、腐敗しきった組織の権力者である人間は、自分にとって不都合な事実を決して認めようとはしないのである。このことは、決して外国の遠い昔の出来事に限ったことではない。僕も身近に不都合な事実をもみ消そうとする人間を目の当たりにしてきたし、意を決して真実を訴えても、まるで真実など存在しないかのように振る舞い、僕の言っていることを無視し、事実をねじ曲げ、隠蔽するのを見てきたからである。この映画は、そうした権力者側から不都合な事実や個人に対する様々な圧力や暴力を描いた画期的な作品だと思った。この映画を作ったクリント・イーストウッド監督は、5月31日に80歳を迎えるそうだが、あらためて素晴らしい監督だと思った。現在も新作の映画を製作中とのことなので、今から公開が楽しみである。
| 映画 | 15:24 | comments(0) | - |
映画「チャンドマニ」を観てモンゴル熱再燃!


  渋谷のアップリンクで上映中の映画「チャンドマニ〜モンゴル ホーミーの源流へ〜」を観た。チラシには「首都ウランバートルから、故郷チャンドマニ村へ―二人のホーミー唱者が辿る共鳴の旅」とあり、モンゴルの伝統的な音楽を主題にしたドキュメンタリードラマ形式の映画である。率直な感想としては物語そのものよりも、モンゴルの風景と音楽を十分に楽しめる映画で、それだけでも観る価値のある映画だった。主人公の若者が乗合の車に乗って旅をするシーンがあるのだが、その車もモンゴルに行った際に見かけた旧ソ連製の車種で見ていて懐かしかった。また、その車の走る道を駱駝の隊列がゆっくりと歩いていたり、「ああ、モンゴルだな」と思うシーンが満載で、個人的にはそれだけで満足だったが、この映画の最大の特徴は、モンゴルの伝統的な音楽であるホーミーと長唄(オルティンドー)と馬頭琴の音色の素晴らしさだろう。これらは、公式ホームページによれば、全て本物の奏者による演奏であり、聴いていて圧倒されるものがあった。また、老人が長唄を歌っている最中に、歌詞を忘れてしまう場面があり、「本当に忘れてしまった」と困っている老人に、横から「いいんですよ」と声をかけるシーンは微笑ましく好感が持てた。観ている内に早くモンゴルを再訪したい気持ちに駆られたのであった。


チャンドマニ〜モンゴル ホーミーの源流へ〜

アップリンクの上映スケージュール

アップリンクの地図


| 映画 | 23:59 | comments(0) | - |
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