今日は、写真家の
鬼海弘雄さんの写真展「東京夢譚」の初日であった。午後7時からトークショーが行われるとのことだったので、渡部さとる師匠とアシスタントFさんとともに銀座ニコンサロンへお邪魔した。
久しぶりにお会いした鬼海さんに「痛風の方は大丈夫ですか?」と聞かれる。僕は「おかげさまで痛風の発作は出ていません。大丈夫です」と答える。
僕が鬼海さんに「今月写真展をやります」とDMを手渡すと「あ、痛風の時の写真ですね」と反応して下さる。そして「漂流者という名前で写真展をやるんですか?」と不思議そうな顔をされた。僕は「ブログに載せている写真で写真展をやるので、写真展も漂流者という名前でやります」と答えた。
写真展は、東京迷路のシリーズで最新の写真集「東京夢譚」に収録されているものを中心に30数点が展示されている。トークショーは、主にINDIAとPERSONAのシリーズの写真をスライドショーで見せながら、鬼海さんが話すというスタイルで行われた。鬼海さんの言葉の中で「見る人の想像力を刺激する写真が面白い写真」という言葉が印象に残った。それから、「何回見ても飽きない写真ということが重要だ」という言葉も印象的だった。そういう写真を撮ることはなかなかできるものではないが、僕もそういう写真を撮れるようになりたいと思った。
僕の写真展の準備の方はというと、ようやく使う紙を買った。シルバーラグとイノーバで迷ったのだが、結局、イノーバのウォームトーンにすることにした。離れて見た時の印象はほとんど変わらないのだが、光が当たった時の表面の感じがイノーバの方が自然な感じがしたので気に入ったのだ。日中、大雨の間隙を縫って、目黒の
コスモスインターナショナルへ行き、イノーバのウォームトーン、A3ノビの50枚入りを二箱購入。税込みで77700円也。一枚あたり777円の計算になる。シルバーラグよりも一枚あたり200円高い。少し高い気もするが、今あるデジタル画像がいつハードディスクがクラッシュして消失してしまうかわからない現状で写真展後も紙でなるべく良い状態で保存しておくことを考えると決して高くないのかも知れないと思うのであった。
個展開催まであと20日!
漂流者写真展 我が漂流記 2006〜2007 〜あなたは目撃者になる〜
開催期間 2007年9月25日(火)〜30日(日)
11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
場所 ギャラリー・ルデコ(6階)TEL 03-5485-5188
http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3−16−3ルデコビル