内藤さゆり写真展「Once in a Blue Moon」 | 我が漂流記

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内藤さゆり写真展「Once in a Blue Moon」
JUGEMテーマ:写真

先日、久しぶりに四谷三丁目で電車を降りた。

写真家の内藤さゆりさんの写真展『Once in a Blue Moon』を観に行くためである。初めて行くギャラリーだったので、スマホの地図アプリを見ながら歩いていたら、中古カメラ店、アローカメラの入口の前に出たので、思わず吸い込まれそうになったが、我慢して、道に迷いながらも、なんとか無事にギャラリーに辿り着いたのである。展示されていたのは、以前、品川のCanonギャラリーSで展示されていたロンドンのシリーズ。

それらの誰も写っていない都市の風景を初めて観た時、核戦争後の未来をイメージしたことを思い出した。

僕はロンドンに行ったことはないけれど、この街で、明治の文豪、夏目漱石も留学中に神経衰弱に罹ったことを思い出し、きっと陰鬱な所なのだろうと思った。

今回の写真展では、Canonの時とは違い、作品のサイズを小さくプリントして額装していた。そして、去年、発売したという写真展と同名の写真集『Once in a Blue Moon』も置いてあった。この写真集が良かった。京都の印刷所で印刷したという大判のハードカバーの写真集で、108ページのボリュームである。在廊していた内藤さんが、カバーを外して背にタイトルの文字が箔押ししてあるのがこだわりだと言った。

内藤さんがこのシリーズの撮影のためにロンドンに滞在したのは僅か二週間。それで、写真展を開き、写真集を作ってしまったことを考えると、すごく効率的だなと思った。

あらためて、内藤さんにそう言うと、「カメラマンの仕事だとそういうことは当たり前だから」と言った。

内藤さんがこのシリーズを撮影したのは、ライカのM240という高額なデジタルカメラとライツのレンズの組み合わせだそうだが、解像度の高さよりも、レンズの収差の目立つ写真を見ていると、いつの時代の写真かわからなくなってきた。

因みに、内藤さんが約10年前に新宿のコニカミノルタギャラリーで展示した「多摩川日和」のシリーズは安価なトイカメラのホルガで撮られたものだったが、そのイメージの本質は今も変わってはいない気がした。

内藤さんには、出来れば、誰もいなくなった日本の地方を撮って頂きたいと思ったのであった。


内藤さゆり写真展「Once in a Blue Moon」
http://queuegallery.com/top.html


SAYURI NAITO PHOTOGRAPHS
http://sayuri7110.petit.cc
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