鬼海弘雄さんのプリントを買う | 我が漂流記

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鬼海弘雄さんのプリントを買う
鬼海さんのプリントの箱
今日は夕方から江古田の2Bで写真家、鬼海弘雄さんのプリントのビューイングとトークショーがあった。プリントは、写真集「INDIA」の印刷原稿として使用されたものである。プリントの納められた箱には「貴重原稿」の文字。自ずと期待が高まる。
箱を明ける鬼海さん
鬼海さん自ら箱を明けると、中からインドの人々を撮った写真が次々に現れた。
鬼海さんのプリントたち
プリントにはそれぞれ右下に写真集に掲載された順番に一枚一枚小さく番号がふってある。
作品を前に語る鬼海さん
鬼海さんは、プリントを前にして撮影時の状況や自らの撮り方について熱く語った。僕を含めて15名の参加者たちは鬼海さんの話に耳を傾けつつ、作品を一つ一つ吟味しながら意中のプリントの番号をチェックしていった。そして、100枚ほどのプリントを見終えると、順番に一枚だけ欲しいプリントを決めていく。参加者が購入する作品を選ぶ度にどよめきが起こった。
サインする鬼海さん
参加者は鬼海さんに購入したプリントにサインをもらった。
プリントを前に話す鬼海さん
鬼海さんがシリーズで撮った写真を一枚づつ売ることは珍しいという。今回、こうしてプリントを手に入れることができたのは幸運であった。
鬼海さんのトークショー
 その後、2Bの先輩で鬼海さんの友人でもある神田さんの司会でトークショーが行われた。鬼海さんは「人を見下して撮ったら、それは決して良い作品にはならない。自ら考え、想像しながら撮らない限り、撮れていてもその写真は作品とはならない」と仰った。この言葉には考えさせられた。近く鬼海さんのこれまでの作品を網羅した写真集が出版されるという話もあった。楽しみである。
GR-Dを構える鬼海さん
トークショーの後、江古田の台湾屋台料理の店に流れる。たまたま、鬼海さんの前に座った。すると、鬼海さんはおもむろにGR−Dを取り出してシャッターを切った。よく見ると純正ファインダーも付いているではないか。僕も負けじとGRーDで鬼海さんを撮った。GR−Dで互いを撮り合ううちに意気投合した鬼海さんと僕は映画の話題でさらに盛り上がった。鬼海さんは写真家を目指す前は映画が好きで映画の世界で働くことも考えたという。好きな映画監督はイタリアの巨匠フェリーニ監督。それから、ポーランドのアンジェイ・ワイダ監督の「灰とダイヤモンド」にはとても影響を受けたそうだ。僕は主人公のかけていたサングラスが欲しくて、似たものを探して買った学生時代のことを思い出した。後年、鬼海さんはワルシャワで個展を開いた時にワイダ監督と出会い、感激したそうである。さらに映画の話やインドに撮影に行った時のことなどいろいろと話をして盛り上がっていると、別のテーブルにいた師匠から「はい、そこ!いい加減、席替えして!」と言われてしまったのであった。
| 写真 | 23:57 | comments(6) | trackbacks(1) |
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コメント
僕は街歩きをしながら主に古い壊れそうな建物などを撮っているのですが、
鬼海さんの「人を見下して撮ったら、それは決して良い作品にはならない。」の言葉に多いに共感しました。
うまく表現ができませんがいつか失われて行くであろう建物たちにも決して
興味本位だけで接してはならないと思っています。
どうぞお体ご自愛ください。
| カーク | 2007/02/04 11:14 PM |
カークさん
 コメントありがとうございます。鬼海さんの東京の風景を撮った「東京迷路」のシリーズも拝見しましたが、風景を撮るのでもただ撮ったのでは時間を経て作品として残らないと仰っていたのが印象的でした。
| 漂流者 | 2007/02/05 10:59 AM |
鬼海さんって恐いヒトかと思っていたけど、カワイイおじさんなんですね。
好きになりそう・・・
| satobo | 2007/02/05 11:19 PM |
satoboさん
 鬼海さんは名前に鬼という文字が入っていますが、心は仏です。ただ、正直な方なので「裸の王様」には怖い人かも知れません。
| 漂流者 | 2007/02/06 8:53 AM |
はじめまして。
いや、お会いしたことはあるのですが(@hanaさんの写真展)
書き込みは初めてです。18期のかねこです。
ビューイングに参加したかったのですが、第1・第2回とも
先約が入ってしまって参加することができませんでした。
なので、こちらで様子をすこしでも感じることができてよかったなと思います。

またちょくちょく遊びにきますね。
では。

| Emmy | 2007/02/06 4:29 PM |
 かねこさん。いやEmmyさんですね。お久しぶりです。
鬼海さんは2Bのワークショップでは特別な写真家ですから、ビューイングに参加したいという気持ちは大変良くわかります。僕も参加できて良かったです。ただ、鬼海さんとお会いする機会はまた必ずあると思います。渡部さんのことですから。
| 漂流者 | 2007/02/06 9:30 PM |
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