2007.12.03 Monday
面白すぎる写真集「民謡山河」

民謡山河
須田 一政
2Bへ行った際、最近、渡部さとる師匠が購入したという写真集「民謡山河」の中味を見て、思わず「これ、面白いっ!」と声を上げてしまった。写真家須田一政さんがおよそ30年前に写真月刊誌日本カメラに連載していたシリーズだそうだが、30年の歳月を経た今でも少しも面白さは衰えていない。一枚一枚の写真にはキャプションもなく、地方の民謡と祭を主題にしたモノクロのスナップ写真が並んでいるのだが、そういう地味な主題にも関わらず、見ていると、思わず笑みがこぼれてしまう。おそらく、この写真集を電車の中で読んでいたら、笑いを堪えきれずに苦しい思いをしたであろう。周りの乗客はおそらく漫画でも読んで笑っていると思うに違いない。最近、流行のお洒落な写真やスノッブな写真には飽き飽きしていたので、こういう腹が捩れるような面白い写真を見ることができて幸せな気分になった。価格は5千円+消費税だったが、迷わず注文することにした。
こういう30年前の傑作を写真集として今に甦らせた冬青社もなかなか粋な出版社だと思う。因みに、ギャラリー冬青では、現在、須田一政写真展「民謡山河」が開催中である。会期は今月22日までだが足を運んでみようと思っている。
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