写真 | 我が漂流記

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2Bグループ展始まる。

今年も恒例の 2Bのグループ展が始まったと聞いて仕事帰りに渋谷のルデコに立ち寄った。
久しぶりに師匠と会って、話しているうちに、話題は自然と師匠のドキュメンタリー映画の進捗状況の話になった。
僕はとりあえず自分の仕事をどうにかしないとと、言い訳をした。映画を作るにも食い扶持を稼がねば、絵に書いた餅になってしまうからだ。
会場にいた友人と久しぶりにカメラの話などをして楽しく過ごす。こういう他愛のない話を出来ることの喜びを噛み締めた。友人たちと夕食を摂りながら、話を始めたら止まらなくなった。
| 写真 | 23:53 | - | - |
綴じられてない写真集

新宿のコニカミノルタプラザへ今日から始まった中藤毅彦さんの写真展「STREET RAMBLER-Paris」を観に行った。すると、今回のパリの写真の写真集のサンプルが置いてあったので、帯を外してみたら、綴じられてなかったので、バラバラになってしまった。未完成なのかと思って、帯をつけて元通りにしようと思ったが、うまく入らない。困って、在廊していた中藤さんに助けを求めた。中藤さんは慣れた手つきで写真集に帯をかけた。中藤さんに「これは未完成なんですか?」と聞いたら、「こういうものなんです」と言われて驚いた。なんと中藤さんも初めて見た時は驚いたそうだ。フランス人に「写真集を作ってやるから俺に任せろ」と言われて、写真を送って出来てきたのが、綴じられていない写真集だったそうである。因みにフランスではこういう写真集は珍しくないらしい。7500円と写真集としては高いが六切りのオリジナルプリントが一枚付いてくるというので、迷わず購入したのであった。
| 写真 | 18:52 | - | - |
竹橋にクーデルカ展を観に行く

竹橋の東京国立近代美術館で開催中のジョゼフ・クーデルカ展に行って来た。初期の作品と今の作品がつながっていて興味深かった。特に初期の実験的作品が面白かった。
また、以前、プリントスタディでも観たけれど、「エグザイル」のシリーズがプリントも美しくて満足。チェコ事件の写真もプリントが良かった。クーデルカの年表を読んでいて祖国を追われた者の孤独を思って胸が詰まる。若いころのクーデルカの写真には二台のエキザクタが首から提げられていた。
| 写真 | 16:06 | - | - |
田中長徳 ロバート・フランクとカール・ツアイス・イエナ・ビオゴンを語る
昨日は御茶ノ水のギャラリー・バウハウスで開催された『田中長徳 ロバート・フランクとカール・ツアイス・イエナ・ビオゴンを語る』に行った。ロバート・フランクの写真集『アメリカンズ』を通じてアメリカを知ったという長徳さんは1982年から1983年にかけて文化庁の派遣でニューヨークに行った時、ニューヨーク近代美術館に収蔵されているフランクのプリントを全て見たという。
また、長徳さんはロバート・フランク自身が愛用したレンズ、カール・ツアイス・イエナ・ビオゴン35mmを手に入れて震災の起きた二年前の3月、ライカM3でニューヨークを撮影したそうだが、その描写については語ることはなかったのである。長徳さんは、フランクがビオゴン付きのライカを手にして「もののけに憑かれて右手を動かし、なんとなく左手でカメラをホールドしていたに過ぎない」と言った。それは、カメラやレンズの描写についてあれこれ言うのは、見る側の錯覚に過ぎず、フランクの写真の本質には関係ないという意味なのか、もしくは、レンズを手に入れて、自ら体験しなければレンズの描写など決してわかるものではないと宿題を出されたような気がしたのであった。
 
ロバート・フランク写真展 part II「Quiet Days」

会 期 2013年5月1日(水)〜6月1日(土)
時 間 11:00〜19:00
休 廊 日・月・祝 但し5月3,4,5,6日は開廊
入場料 一般・学生 600円 *中学生以下は無料
会場    ギャラリー・バウハウス

〒101-0021 東京都千代田区外神田2-19-14
TEL:03-5294-2566 FAX:03-3256-3545
E-mail:info@gallery-bauhaus.com
| 写真 | 11:25 | - | - |
谷川俊太郎『写真』
 先日、茅場町の森岡書店に詩人の谷川俊太郎さんの『写真』展に行った。オリンパスのOMーDで撮り下ろされた写真の写真展である。その写真で作られた写真集が販売されていたので購入した。中を見たら、写真一つ一つに谷川さんのキャプションが付けられていてとても面白い。そして、この『写真』展は『写真』集の展覧会であることに気がついたのである。

その日は『写真』展の最終日で谷川俊太郎さんと評論家の飯沢耕太郎さんとのギャラリートークの日だった。僕は写真家の田中長徳さんのフェイスブックの書き込みを見て事前に参加の申し込みをしたのである。ギャラリートークでは、谷川さんの写真との関わりについて語られたのだが、谷川さんが最初に持参した『写真』と書かれた小さな木箱を開けて中を見せてくれた。そこには、掌に乗る程の小さな女の子のガラスの写真が入っていた。谷川さんによると、明治十年代に撮られた谷川さんの母方のお祖母さんの子供の頃の写真だそうである。後で、飯沢耕太郎さんに「湿版写真でしょうか?」と聞いたら、「そうです。アンブロタイプですね」と教えてくれた。
谷川俊太郎さんのギャラリートークに参加して良かったのは、生で詩人の朗読を聴けたことである。特に『生きる』という詩を聴いた時はその世界に引き込まれてしまった。それまで、詩というものを読むものだと思っていた僕は詩は本来聴くものなのだということを実感したのである。また、谷川さんのギャラリートークで写真について聞いていたのだが、この日が寺山修司さんの命日ということで寺山さんとのビデオレターの話を聞いたこともあり、僕は谷川さんのビデオ作品のことが気になって、最後の質問の時間に「最近はビデオの作品は撮られているのですか?」と訊いてみた。すると、谷川さんは「今撮ってません。ビデオカメラは持ってますけど、何か必要があった時は、それを使おうという気構えはあるんですけど、自分から撮って作品をつくるという暇がないんですね。気持ちの暇がないんです」とのこと。「今、詩を書くのが面白くなってるんです」と谷川俊太郎さんは言った。

今回の谷川俊太郎さんと飯沢耕太郎さんのギャラリートークのことを教えてくれた田中長徳さんのギャラリー・トークがロバート・フランクの写真展が開催されている御茶ノ水のギャラリー・バウハウスで今週予定されているので楽しみである。タイトルは『田中長徳  ロバート・フランクとビオゴンを語る』。




| 写真 | 08:26 | - | - |
ぶらぶら写真美術館 マリオ・ジャコメッリに触れる
  先日、東京国立近代美術館のプリントスタディの後、お茶を飲んでいる時に渡部さとる師匠からその日に東京都写真美術館で開かれる「ぶらぶら写真美術館 マリオ・ジャコメッリに触れる」なるイベントに行くという話を聞いた。ワークショップ2B出身の写真家内藤さゆりさんが参加するそうで、師匠が内藤さんに質問するのかと思うと急に行ってみたくなった。しかし、参加するには事前の申し込みが必要とのこと。今から参加するのは無理かと思ったら、渡部師匠が「これで予約出来るから」とipadを差し出した。地下鉄で移動しながら、日本写真学院のサイトから様々な情報を入力するのは、至難の技であったが、なんとか送信すると、受付した旨のメールが入った。出発するのが遅かったので、恵比寿駅から写真美術館まで、久しぶりに走らなくてはならなかった。到着した時は汗だくだった。支払いを済ませると、直ぐにぶらぶら美術館のイベントが始まった。内藤さんもいたのだが、案内役は伊勢功治さんという方だった。マリオ・ジャコメッリという写真家については予備知識は全く持っていなかったが、とてもわかりやすい解説付きで初期から晩年までの写真を観る事ができた。特にジャコメッリが作品を作る時に異なるネガを組み合わせてプリントしたり、あるイメージを強調するために、その他の部分を消し去ったりしていることに自由さを感じた。一方でジャコメッリは絵画的な表現を好んだようでスカンノのシリーズの風景写真はまるで絵画のようであった。ジャコメッリの代表作である神学生たちの遊ぶ様子を撮影したシリーズは殆ど白と黒で表現されていてまるで挿絵のようである。ジャコメッリは仕事で活版印刷の工場で働いていたそうだが、もしかしたら、仕事の影響でこうした作風が産まれたのではないかと想像を逞しくした。ジャコメッリは印刷工場で働きながら、休日に写真を撮り、暗室作業をするアマチュア写真家だったそうだが、それが生涯に渡って自由な作風の作品を作り続ける事が出来た理由ではないかと思った。また、ジャコメッリはホスピスで人生の終焉を迎える人々の写真を撮る一方で、ルルドという聖地で病人やその家族たちが奇蹟を信じて巡礼に訪れる様子を撮影したという。ルルドの写真は苦しみの中で生きる希望を求める人々の想いをまざまざと見せつける写真だった。また、ジャコメッリは晩年、自分の見た夢を写真に表現した。画面の中に写る鳩などの動物は剥製で、絵画のように配置して作り上げたものだった。
また、ジャコメッリの死後に発見されたという壁などを撮った『詩のために』というシリーズは抽象画のようで面白かった。
イベントの後で、参加者と案内役の伊勢さんと飲みに行くことになった。そこで、伊勢さんから聞いて面白かったのは、ジャコメッリは写真を始める前、カーレースに熱を上げていて、事故を起こして、負傷したのがきっかけで写真を始めたとか。ジャコメッリの作風とカーレースが全く頭の中で結びつかない所が面白いと思った。伊勢功治さんは写真評論集『写真の孤独 「死」と「記憶」のはざまに』(青弓社刊)という著書にマリオ・ジャコメッリについて書かれたとのことで、早速、amazonで注文した。そして、今回の展示に合わせて出版された青幻社の新装版の写真集『MARIO GIACOMELLI 黒と白の往還の果てに』も手に入れたのであった。

 マリオ・ジャコメッリ写真展
会期 2013年3月23日(土)〜5月12日(日)
休館日 毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
料金 一般1,000円、学生800円、中高生600円
会場 東京都写真美術館 B1F展示室
〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
Tel.03-3280-0099/Fax.03-3280-0033
| 写真 | 07:34 | - | - |
マーティン・パーの講演会に行った


先日、イギリスの写真家マーティン・パーの講演会「マーティン・パーが語る……写真を撮るってなんて楽しいんだろう」に行った。マーティン・パーは、写真家だけでなく写真集のコレクターやキュレーターとしても有名で自ら集めた写真集の本を『 The Photobook: A History VOLUME 1』『The Photobook: A History VOLUME 2』という二冊の大型本を出版している程である。マーティン・パーといえば、ストロボを使ったユーモラスなカラーのスナップ写真が思い浮かぶのだが、中でも僕はイギリスの観光地で撮影されたシリーズの『The Last Resort:Photographs of New Brighton』という写真集の子供の写真が好きである。講演会は、マーティン・パーの初期の作品から最近の作品までをモニターで見せながら紹介していくという内容だった。マーティン・パーは、写真だけでなく、語りもユーモラスで何度も僕を笑わせてくれた。興味深かったのは、初期の作品で『BAD WEATHER』というモノクロのシリーズがあるのだが、タイトルの通り、雨の降る天気の悪い日に撮影した写真で、水中カメラに水中撮影用のフラッシュで撮影したものだった。それを見て、本当に初期の頃からストロボを使った撮影をしていたのかと思ったのである。また、マーティン・パーは写真集を作ることに拘っていて、観光地を撮ったスナップが特に面白いのだが、ラテンアメリカのビーチを撮ったシリーズで写真集を作った際には、メキシコシティのブライダル関係の冊子を作っている印刷所をみつけてわざと質の悪い印刷にしてみたりしたそうである。また、最後に紹介された世界の観光地にある記念写真のサービスを利用してセルフポートレイトを撮影した『Autoportrait』のシリーズはかなり笑える内容で、尚且つ写真についての見方を問われているような刺激を受けたのである。最後に質問の時間が設けられていたので、ご本人がどれだけの写真集をコレクションしているのかを訊いたら、12000冊の写真集を持っていて、そのうち日本の写真集は1000冊程だとのことだった。写真集が自宅には収まりきれなくなったので、別に部屋を借りたそうである。一番最後に質問をした人が「もし、家が火事になって、一冊だけ写真集を持ち出せるとしたら、どの写真集を持ち出すか?」と質問したのだが、マーティン・パーは「片手に一冊づつでもいいですか?」と言って、日本の写真家川田喜久治の『地図』とヨーロッパの写真家○○○の1930年代に出版されたのパリの写真集だと言った。1965年に出版された川田喜久治の『地図』はオリジナルで現存するものは希少で相当な値がつくのだろうと察したが、もう一つの写真集の作家の名前が良く聞き取れなかった。マーティン・パーの言葉を聞くと「モリバ」と聞こえたのだが、通訳の人が言い直したのも良く聞き取れなかった。講演会終了後、最新の写真集『Life's a Beach』のサイン会があったので、購入して、マーティン・パーにサインしてもらった。握手をした手はとても柔らかかった。後で記念写真も撮っておけば良かったと思ったが、ご本人に会えただけで舞い上がってしまい記念撮影どころではなかったのである。帰宅してから、マーティン・パーがあげていたもう一冊の写真集のことが気になって、インターネットで検索してみたら、De Moi Verの『PARIS』という写真集が表示されて、これに違いないと思った。2002年に出た復刻版でも数万円する程だから、オリジナルだったら相当な値段になるだろう。僕は川田喜久治の『地図』の復刻版を持っているが、その作品を高く評価するマーティン・パーの審美眼が選んだもう一つの写真集をどうしても見たくなってしまったのである。そして、De Moi Verという未知の写真家が1930年代に出した写真集『PARIS』の復刻版の古書を中身も見ないまま注文したのであった。
| 写真 | 10:34 | - | - |
前迫 美紀子写真展 『うたかたの日々』

先日、銀座ニコンサロンで開催されている前迫美紀子写真展『うたかたの日々』に行った。作者の言葉が気になっていたので、とても楽しみにしていたのだが、予想を裏切らない作品に出会えたのが嬉しかった。行ったのがオープニングパーティの日だったので、作者と話すことが出来たのだが、一体、この身体のどこからこのような強い作品が生まれるのかと思うような華奢な女性だった。写真を観ていて思い出したのは石内都の初期の作品だった。会場の奥の壁に飾られた写真を観ているとホラー映画のような独特の非日常的な恐怖が呼び覚まされてくる。顔のない人やピンボケの女性の裸、窓際に逆立ちする女性の脚、眼を凝らしても見えない真っ暗闇の写真を見ていると背筋が寒くなってくる。
作者の口から 死に対する恐怖が作品制作の動機になっていることを聞いてあらためて納得したのであった。

前迫 美紀子写真展

うたかたの日々
4/10 (水) 〜4/23 (火)
10:30〜18:30(最終日は15:00まで)
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2013/04_ginza.htm#02
| 写真 | 14:31 | - | - |
アーサー・トレス写真展で怖い子供の写真に出会う
  先日、地下鉄小伝馬町駅から程近い大伝馬町にあるみうらじろうギャラリーで開催中のアーサー・トレス写真展に行った。アーサー・トレスという写真家は知らなかったが、プリントスタディでお世話になっている小林美香さんのギャラリートークがあるというので観に行ったのである。
 20点程の正方形の写真の展示は男性のヌードやオブジェなど、人物や静物を風景の中で撮影したもので、作り込んだ画面構成のモノクロの写真だった。作者が同性愛者であることぐらいしか事前の情報を知らなかったので、どのように受け止めたら良いかわからなかった。会場に入った所に展示されていた顔の見えない人物が男の子をマントに包み込むようにして立ち、男の子の肩に手を置いている写真が印象に残った。その作品を見た時、顔の見えない人物が親で男の子を保護し、同時に支配しているように思った。男の子の表情は不安にこわばっている。全体的には、アメリカの作家でありながら、ヨーロッパ的な雰囲気の写真が多いと思った。小林美香さんのギャラリートークで作者が幼少期に両親が離婚したことを知る。その幼少期の不安感が作品に影響しているのかもしれない。また、作者が同性愛者で男性のヌードを撮った作品が多くあることから同じく同性愛者の作家であるロバート・メイプルソープやマイナー・ホワイトといった写真家の男性ヌードの作品を見せてもらったのだが、明らかに彼らの作品とはどこか違う。そうだ、アーサー・トレスの撮る男性ヌードはどこかユーモラスなのだ。例えば、張り子のスーパーマンと男性のヌードだったり、彫刻とその後ろで同じポーズをとる男性のヌード、更に彫刻のある庭園の真ん中に立つ『両性具有者』と題されたヌードの写真など、どこか引いた感じの自嘲的な印象である。小林さんの話を聞いてから、アーサー・トレスという写真家に益々興味が湧いてきた。特に子供の写っている写真は怖くて何度も見てしまう。これらの写真を一冊に網羅した写真集が会場に置いてあった。僕は早速、この写真集をAmazonで検索して買うことにしたのであった。



アーサー・トレス写真展
日時:2013年3月12日(火)〜3月31日(日) 月休 12:00〜19:00
みうらじろうギャラリー
東京都中央区日本橋大伝馬町2−5 石倉ビル4階

| 写真 | 23:47 | - | - |
22×30インチの巨大カメラで湿版写真
 
  深夜に目が覚めて動画サイトを見ていたら、22×30インチの巨大カメラで風景の湿版写真を撮っているアメリカ人男性の動画があった。湿版写真は種板を撮る直前に暗室で作らなくてはならないし、撮影後もすぐに暗室で現像しなくてはならないのだが、この男性はトラックを移動暗室として使っている。撮影の準備から撮影、現像までの工程を見ていて飽きることがない。
見ているうちに大らかな気持ちになってくるから不思議である。いつか僕もこんな風に大自然の中で撮影したいと思うのである。

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